'www.youtube.com/embed/lFI81hnS9PQ' 仁川松島「미국 (Miguk)」で話題の回転焼肉体験!一人焼肉にも最適な新感覚グルメ はじめに:YouTubeで話題の「回るお肉」を求めて 皆さん、こんにちは! 最近、YouTubeなどで回るお皿にのったお肉が流れてくる「回転焼肉」の動画を見たことはありませんか?「一体いくらかかるんだろう?」「どんな味がするんだろう?」と、多くのコメントが寄せられ、私の動画にも同じような質問がたくさんありました。その疑問を解決するため、今回、仁川松島にある話題の回転焼肉店「미국 (Miguk)」に行ってきました! 「미국 (Miguk)」店舗情報とユニークなシステム 仁川松島に位置する「미국 (Miguk)」は、釜山にも店舗を持つ回転式の焼肉専門店です。 営業時間: 午前11時30分~午後3時、午後5時~ 私が訪れたのはちょうどブレイクタイムが終わったばかりの午後5時。まだ他のお客さんはいませんでしたが、普段は大変賑わっているそうです。 店内はそれほど広くありませんが、カウンター席が約10席、テーブル席が4~6人掛けで約20席ほどあり、アットホームで良い雰囲気です。美男のオーナーお二人が精力的に営業されています。 席に着くとすぐに、油が塗られたインダクションヒーター用の小さなフライパンがセットされます。このフライパンがまた可愛らしくて、自宅にも欲しいくらい!バターも添えられており、準備万端です。 気になる料金システムとメニュー 「미국 (Miguk)」は、回転寿司のように皿の色で料金が異なります。思っていたよりも種類が豊富で驚きました。 黄色い皿:2,900ウォン 緑色の皿:4,900ウォン 青い皿:7,900ウォン 紫色の皿:9,900ウォン 赤い皿:11,900ウォン スペシャル皿:19,900ウォン お肉の種類も豊富で、豚肉(国産と輸入)、牛肉(韓牛암소1等級1+)、さらには羊肉まで提供されています。回転レーンには、様々な部位のお肉がソースと共に並べられ、無限に食べられる꽈리고추(クァリコチュ、ししとうのような唐辛子)も魅力です。 実食レビュー:厳選されたお肉の数々 豚肉の部 항정살(ハンジョンサル、豚トロ): 最初は国産のハンジョンサルから。脂身が多い部位ですが、バターとコンパウンドバターが絶妙に溶け合い、カレーのような風味が加わってとても美味しい!油っこさを和らげるため、ホールグレインマスタードを添えるのがおすすめです。 목살(モクサル、豚肩ロース): 通常の焼肉店よりも薄切りで、とても柔らかくジューシー。生ワサビとの相性も抜群です。 삼겹살(サムギョプサル、豚バラ): チリ産のサムギョプサルも。こちらも安定の美味しさでした。 牛肉の部 続いて、お待ちかねの牛肉へ。スペシャル皿の안심(アンシム、ヒレ肉)は90gほどで、自分だけの小さなステーキを焼くような感覚。小さめですが、色々な部位を少しずつ試せるのが良いですね。ヒレ肉特有のしっとりとした柔らかさがたまりません。 紫皿で提供されるユッケも試しました。美味しいのですが、ごま油とタレの味が少し強すぎると感じました。もう少しお肉本来の味を楽しめる薄味だとさらに良いでしょう。 새우살(セウサル、エビ肉)や부채살(プチェサル、ミスジ)など、様々な部位を試しました。特にプチェサルは、普段あまり食べない部位ですが、予想に反して脂が乗っていて非常に柔らかく、特有の臭みも少なく、非常に美味しかったです。 絶品サイドメニュー:ソコギラーメン(牛肉ラーメン) このお店の名物だと聞いていた「ソコギラーメン」も注文しました。たっぷりの牛肉と椎茸が入っており、どこか懐かしい日本のラーメンを思わせる深い味わい。一般的なラーメンに牛肉を入れただけではなく、丁寧に工夫が凝らされた逸品だと感じました。 総評:「미국 (Miguk)」は一人焼肉の新境地! このお店の最大の魅力は、なんといっても「一人焼肉」が全く気兼ねなく楽しめること。一人で来るのはもちろん、友人と来ても自分のペースで好きなお肉を好きなだけ焼いて食べられるのが最高です。隣の人を気にせず、静かに自分の世界に没頭できるのは、ある意味で「道場」のようだと感じました。 最終的に、私は様々な皿を試して、ソコギラーメンと合わせて合計108,000ウォンでした。お肉の質は最高級というわけではありませんが、決して悪くなく、十分に美味しく楽しめました。価格や味の判断は皆さんに委ねますが、ユニークなコンセプトと、自分のペースで食事を楽しめる環境は、非常に価値があると思います。仁川松島で新しい食体験を求める方や、一人焼肉に挑戦したい方に自信を持っておすすめします!
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'www.youtube.com/embed/_KdJeW3ue7A' 大田で味わう贅沢な黒豚おまかせ!探訪洞の人気店で五感を刺激する美食体験 大田で味わう贅沢な黒豚おまかせ!探訪洞の人気店で五感を刺激する美食体験 今回は、美食の街・大田、特に焼肉店がひしめき合う探訪洞(タンバンドン)にある「済州黒豚おまかせ」を訪れました。外観からして洗練されており、まるでワインバーのような雰囲気。店内に一歩足を踏み入れると、温かい木材のバーカウンターが広がり、オープンキッチンで店主が目の前で丁寧に肉を焼き上げてくれる、まさにパフォーマンスのような食事体験が待っています。 非日常を演出する空間とサービス 「済州黒豚おまかせ」は、ただ食事をするだけでなく、五感で楽しむことを重視したお店です。店主が一つ一つの部位について丁寧に説明しながら焼き上げてくれるため、肉の知識が深まるだけでなく、最高の状態で提供される一品一品を心ゆくまで堪能できます。その洗練された雰囲気は、インスタグラムのストーリーを何枚も投稿したくなるほど。記念日や特別な日のデートにもぴったりな、非日常的な空間が広がっています。 珠玉の黒豚おまかせコースを徹底レポート コースは一人300gのボリュームで、様々な部位が趣向を凝らした形で提供されます。今回はその一部始終をご紹介しましょう。 1. 安心(アンシム)~キャビア添えのサプライズ~ 最初の部位は、脂肪が少なく柔らかな「安心(アンシム)」です。軽く塩で下味をつけ、絶妙な焼き加減で提供されます。特に感動したのは、その上に乗せられたキャビア。牛肉でキャビアを乗せることはあっても、豚肉で体験するのは初めてでした。脂の少ないアンシム肉は、炭火の香ばしさが加わり、口の中でとろけるような柔らかさ。キャビアの量は控えめでしたが、その贅沢な組み合わせは、まさに「韓牛(ハヌ)にも引けを取らないビジュアル」でした。 2. 希少部位の競演:ヨックリサル&ドルミサル 続いて登場したのは、あまり馴染みのない希少部位「ヨックリサル(横隔膜)」と「ドルミサル(後頸肉)」です。ヨックリサルは済州島では「白い肉」とも呼ばれ、ハントンのようなもっちりとした食感と豊かな肉汁が特徴。一方、ドルミサルは「コドゥルサル」とも呼ばれるコリコリとした食感の部位で、脂の香ばしさ、皮の弾力、そして適度な肉汁が三位一体となり、噛むほどに旨みが広がります。これらの部位は、天然塩、椎茸塩、セウジョッ(アミの塩辛)の3種類の薬味で楽しむことができ、特に中央の2種類の塩が肉の旨みを引き立ててくれました。黒豚ならではの濃厚な脂の風味と、奥深い旨みが堪能できる逸品です。 3. 骨付き肉の醍醐味:背骨カルビ(ドゥンカルビ) 背骨に沿った「ドゥンカルビ(背骨カルビ)」は、噛むほどに凝縮された肉の旨みと香ばしさが広がる部位です。アンシムよりも歯ごたえがありますが、肉本来の風味は格段に強く感じられます。小さくカットされているため食べやすいですが、骨付き肉の醍醐味として、一本くらいは豪快に手で持ってかぶりつきたくなる衝動に駆られました。 4. 済州の風味と贅沢な組み合わせ:モクサル、カブリサル モクサル(豚肩ロース):アンシムやドゥンカルビと比較すると、最も柔らかく、口の中でとろけるようなジューシーさ。淡白なアンシムややや硬めのドゥンカルビとは異なり、モクサルはバランスの取れた絶妙な食感でした。 ガブリサル(豚トモバラ)とトリュフ、ホタテ:「豚肉のミシュランバージョン」と称される一品。最も脂が乗った部位の一つであるガブリサルに、トリュフオイルではなく、なんと本物のトリュフをスライスして乗せてくれます。口に入れた瞬間の肉の旨みとトリュフの芳醇な香りが絶妙なハーモニーを奏でます。この日はトリュフの香りがやや控えめでしたが、コースの中でも特に贅沢感のある一皿でした。 5. 黒豚サムギョプサル&意外な一品 お肉の王道「サムギョプサル」は、外はカリカリ、中はジューシーな最高の仕上がり。黒豚特有の奥深く濃厚な風味が存分に楽しめ、改めてサムギョプサルは塩焼きが一番だと実感しました。 コースの途中で提供されるのは、まさかの「トリュフチャパゲッティ」。ボリューム満点で、二人で1.5人前くらいの量がありました。濃厚な豚肉料理の合間には、冷麺やビビンククスのようなさっぱりとした麺類も良いですが、トリュフの香りが効いたチャパゲッティもまた、ユニークな体験でした。 6. 究極の豚皮(コプテギ)と希少部位:サルチサル 豚皮(コプテギ):外はサクサク、中はもちもちとした食感で、これまで食べた豚皮の中で一番の美味しさでした。脂っこすぎず、硬すぎず、その絶妙なバランスは職人技。豚の脂の香りが上品に立ち上ります。サイズが小さかったのが唯一の心残りでした。 サルチサル(豚ハネシタ):牛肉ではお馴染みのサルチサルですが、豚肉では珍しい部位です。首の骨に近い特殊部位で、美しいサシはなく、繊維が緻密でしっかりとした歯ごたえ。脂っこさがなく、豚肉本来の淡泊な旨みが際立つ、上品な部位でした。 7. 〆とデザート 〆には「ジェユク(豚肉の甘辛炒め)」が登場。ご飯は別ですが、辛すぎない優しい味付けでした。最後は、乳脂肪分の多い濃厚でクリーミーなアイスクリームで、口の中をさっぱりと締めくくります。 総評:非日常を味わう、満足度の高い黒豚おまかせ 「済州黒豚おまかせ」は、雰囲気の良い空間で、一品一品をじっくりと味わいながら食事を楽しむには最適な場所です。今回の訪問では、途中に口直しとなるようなメニューや汁物があれば、さらにコース全体のバランスが良くなると感じました。しかし、豚肉のおまかせというジャンル自体がまだ希少な中で、これだけのクオリティと合理的な価格で提供している点は非常に魅力的です。 大田で、少し贅沢をして非日常を味わいたい方、美味しい黒豚を心ゆくまで堪能したい方には、ぜひおすすめしたいお店です。ごちそうさまでした! 店舗情報: 店名: 済州黒豚おまかせ 場所: 大田市 探訪洞 (Daejeon, Tanbang-dong) 評価:…
Tags: オマカセ, キャビア, グルメ, サムギョプサル, デート, トリュフ, パフォーマンス, 大田, 希少部位, 探訪洞, 済州黒豚おまかせ, 焼き肉, 記念日, 豚肉, 贅沢, 韓国グルメ, 黒豚
'www.youtube.com/embed/LQOYruD7sek' 【ソレマウル】プロが厳選!絶品サムギョプサルを自宅で味わう秘訣と信頼の精肉店「ソ・ウィ畜産」 【ソレマウル】プロが厳選!絶品サムギョプサルを自宅で味わう秘訣と信頼の精肉店「ソ・ウィ畜産」 皆さん、こんにちは!本日は、当初予定していたサムギョプサル専門店ではなく、私が信頼を寄せる精肉店から購入した最高級の豚肉で、自宅で絶品サムギョプサルを堪能する方法をご紹介します。ソレマウルに位置するこの精肉店は、ただの肉屋ではありません。その魅力と、自宅でプロの味を再現するための秘訣を、余すところなくお伝えします。 瑞草洞ソレマウル、信頼できる精肉店「ソ・ウィ畜産」 私が今回訪れたのは、瑞草洞(ソチョドン)のソレマウルにある精肉店「ソ・ウィ畜産」です。ここは、最近ではリュ・スヨンさんもテレビ番組「ピョンレストラン」で紹介し、さらに有名になったお店でもあります。実は私、数多くのサムギョプサル店を巡ってきましたが、ソウルで食べたサムギョプサルの中で、このお店の肉が最も心に残っています。 リュ・スヨン氏も絶賛!質の高いお肉の秘密 「ソ・ウィ畜産」の肉は、本当に品質が良いんです。私は普段、牛肉をよく食べに行くのですが、ここで紹介する牛肉のクオリティの高さには、誰もが驚くほど。ソウルの牛肉と地方の牛肉が同じであるはずがありませんが、このお店の品質は本当に格別です。豚肉だけでなく、牛肉、さらにユッケも絶品で、一度食べたら忘れられない味を提供してくれます。 先日、店主の方に特別価格での提供について相談したところ、快く引き受けてくださいました。最近、豚肉の価格が高騰しているのはご存知でしょうか?これにはいくつかの要因がありますが、最も大きいのはコロナ禍で外食を控えていた人々が、緩和後一斉に外食に繰り出したことで、需要が爆発的に増加し、供給が追いつかなくなったためだそうです。また、豚肉は一年を通して夏場の休暇シーズンに価格が上がり、秋になると価格が下がる傾向にあるという興味深い話も聞けました。ちなみに、豚肉は寒い地域で育つ方が美味しいと言われています。夏場の豚肉は脂身が多く、味が落ちる傾向にあるそうです。 自宅でプロの味を再現!絶品サムギョプサルと自家製パチェ 今回は、この「ソ・ウィ畜産」で皮付きの厚切りサムギョプサルを購入しました。100gあたり3,500ウォンという特別価格で、なんと700ウォンもお得です!このお店では、全ての肉を注文を受けてからその場でカットしてくれるため、常に新鮮な状態で提供されます。自宅で焼くサムギョプサルは、専門店で食べるのと遜色ない、いやそれ以上に美味しいと断言できます。 簡単なのに本格的!絶品パチェ(ネギサラダ)の作り方 サムギョプサルには、やはりシャキシャキのパチェが欠かせません。私が考案した簡単パチェのレシピをご紹介しましょう。これが本当に美味しくて、肉との相性も抜群なんです。 醤油:2スプーン 酢:3スプーン(醤油と同量程度) 砂糖:適量(酢と同量程度) ごま油:適量 炒りごま:適量 唐辛子粉:適量 千切りネギとキュウリ:適量(キュウリは水にさらして辛味を抜く) これらの材料を混ぜ合わせるだけで、絶品パチェの完成です。特に、千切りにしたキュウリを水にさらしておくことで、辛味が抜けてより食べやすくなります。シンプルですが、この味が肉の旨みを最大限に引き出してくれます。 さらに美味しく!マネージャー特製テンジャンチゲの秘訣 そして、サムギョプサルと一緒に食べたいのが、マネージャーが腕によりをかけて作ってくれた絶品テンジャンチゲ。味噌とコチュジャンを2対1の割合で混ぜ、玉ねぎとジャガイモをたっぷりと入れて煮込んだものです。深いコクとピリ辛さが食欲をそそり、自宅での食卓をさらに豪華にしてくれます。 なぜ今、自宅で質の高いお肉を楽しむのか 最近の世の中は、YouTubeのような情報源の登場により、あらゆる情報が共有されるようになりました。昔は限られた有名店や老舗だけが「美味しい店」とされていましたが、今では多くの若い起業家が新しい挑戦をし、質の高い料理を提供しています。精肉店も例外ではありません。単に肉を売るだけでなく、専門知識を持った店主が消費者に直接、肉の選び方や楽しみ方を教えてくれる時代です。 「ソ・ウィ畜産」は、まさにそのような時代の流れを象徴するお店だと言えるでしょう。質の良い肉を適正価格で提供し、顧客との信頼関係を築くことで、地域に根差した素晴らしいお店として評価されています。ソレマウルには他にも複数の精肉店がありますが、このお店の肉の品質は間違いありません。ぜひ一度訪れて、ご自身の舌でその味を確かめてみてください。 今日、皆さんは「ソレマウル」の「ソ・ウィ畜産」で手に入れた肉を、自宅で最高のサムギョプサルに仕上げる体験をするのです。このパチェと、マネージャー特製テンジャンチゲを添えれば、まさに至福のひとときとなるでしょう。
Tags: おうちごはん, サムギョプサル, ソ・ウィ畜産, ソウルグルメ, ソレマウル, テンジャンチゲ, パチェ, リュ・スヨン, 瑞草洞, 精肉店の選び方, 肉の品質, 豚肉, 韓国グルメ
'www.youtube.com/embed/DDPYt4Gy4Yo' 韓国プレミアム豚肉の頂点を比較!約水駅「金豚食堂」VS 創業店「河南豚家」徹底レビュー 数ヶ月前、私はコストパフォーマンスに優れた様々な豚肉料理店をご紹介しましたが、今回はさらに一歩踏み込んで、韓国を代表するプレミアム豚肉の二大巨頭を徹底比較レビューします。 かつて豚肉と言えば、サムギョプサルやモクサルが定番でしたが、近年ではその選択肢が格段に広がりました。済州や智異山で育った豚肉、韓国固有の品種であるバークシャーK、スペイン産イベリコ豚など、多様な品種と部位が楽しめるようになりました。カルメギサルやハンジョンサルだけでなく、様々な希少部位が登場し、豚肉の楽しみ方も多様化しています。特にここ数年で、王道の「タンコスプルゴイ」、明洞の「南営豚」、新沙洞の「ククタム」など、高級豚肉を提供する店が続々とオープンし、豚肉愛好家の間で話題となっています。 今回は、その中でも特に長い行列で知られ、遠方からも人々が訪れるという、まさに「聖地」とも言える二つの名店をご紹介します。 金豚食堂(クムテジシクタン):ミシュランも認めた熟成豚肉の聖地 まず最初にご紹介するのは、ミシュランガイドにも掲載された唯一の豚肉専門店、約水駅「金豚食堂(クムテジシクタン)」です。数々の人気YouTuberやブロガーも絶賛するこの店は、なぜこれほどまでの人気を誇るのか、実際に訪れてその理由を体感してきました。 店舗情報とアクセス 場所:ソウル市中区新堂洞、約水駅(ヤクスヨク)近く 営業時間:平日ランチ12:00~、別途ブレイクタイムなし。週末は15:00~16:00にブレイクタイムあり。定休日なし。 一般的な評価:ミシュラン掲載店。長蛇の列ができるほどの人気。非常に高い満足度と評判。 金豚食堂は1階から3階まで異なる雰囲気を持つ空間で運営されています。1階は一般的なテーブル席、2階はバーカウンターのような雰囲気、そして3階はルーフトップのように開放的で、まるでキャンプ場にいるかのような気分にさせてくれます。炭火を見ると、懐かしい練炭を使っていることに気づき、期待が高まりました。 こだわり抜かれた絶品メニューと熟成の技 金豚食堂の豚肉は、忠清道(チュンチョンド)で育った褐色豚を使用しており、その名の由来もこの豚にあると言われています。この豚肉は、弾力のある肉質と豊かな肉汁が特徴です。 メニューには、骨付きの本サムギョプ、豚肩ロース(モクサル)、上肩ロース(ドゥンモクサル)などがあります。注文を受けてから、最も美味しく焼ける炭と鉄板を選び、まず厚切りのモクサルから焼き始めます。その厚さはまるでステーキのようで、3~4cmはありそうです。店員さんが各テーブルで丁寧に肉を焼いてくれるのですが、熟練の技で焼き加減が完璧でした。口に入れた瞬間のジューシーさと、15日間熟成された肉の濃厚な旨味、そして弾力のある歯ごたえは感動的です。 本サムギョプは骨付きで、脂身が多いにもかかわらず全くしつこさがなく、弾力のある食感が楽しめます。上肩ロースは薄切りで、サクサクとした歯ごたえと脂身のバランスが絶妙です。付け合わせのチョカンジャン(酢醤油)ネギ和え、各種野菜の漬物、イカの塩辛、サムジャン、野菜も豊富で、特にカリカリでピリ辛のイカの塩辛は、肉の旨味をさらに引き立て、口の中をさっぱりさせてくれます。 金豚食堂:総評 金豚食堂は、肉の質から焼き方、サイドメニュー、そしてきめ細やかなサービスまで、全てにおいて顧客を満足させる「感動」を提供する、まさに高級プレミアム豚肉店の模範と言えるでしょう。 河南豚家(ハナムテジチプ):プレミアム豚肉を大衆化させたパイオニア 次に紹介するのは、プレミアム豚肉を大衆化した立役者、「河南豚家(ハナムテジチプ)」です。焼肉を店員が焼いてくれるという画期的なシステムを全国のフランチャイズ店で展開し、豚肉ブームを牽引してきました。 革新的なサービスと成功の秘訣 場所:京畿道河南市(本店) 一般的な評価:プレミアム豚肉フランチャイズのパイオニア。質の高い国産豚と革新的なサービスで高い人気を誇る。 河南豚家の本店は河南市にあり、河川が流れる公園の隣に位置し、まるでリゾートに来たかのような開放的な雰囲気です。3階建ての大きな建物全体が店舗となっており、入り口には「初焼き(チョボル)」を行うスペースがあります。河南豚家では、注文された肉をまずここで炭火で軽く焼き、香ばしい煙の香りをまとわせてから提供します。この「初焼き」と、店員がテーブルで直接肉を焼いてくれるシステムは、今でこそ一般的ですが、創業当時は非常に画期的なものでした。 また、多くの飲食店で女性のスタッフが多かった時代に、多数の男性スタッフを採用したことも特筆すべき点です。これは、料理人やサービス業に男性が多く進出するきっかけを作ったとも言えるでしょう。 「初焼き」と「熟練の焼き」が織りなす極上の味 河南豚家は国産豚(韓豚)を使用し、熟成肉ではなく新鮮な肉を提供しています。一番人気のモドゥムハンパン(盛り合わせ)には、サムギョプサル、モクサル、生カルビが含まれます。特に生カルビを扱う店は珍しく、ファンには嬉しい選択肢です。 初焼きで香ばしさをまとったサムギョプサルは、見るからに食欲をそそります。店員さんが使うハサミは、布を切るような特殊なもので、肉の繊維を傷つけずに正確にカットされます。この丁寧なカットのおかげで、肉の食感が最大限に活かされます。また、肉を焼く際にキムチを一緒に焼くか尋ねてくれたり、肉とキムチが混ざらないように別の鉄板に置いてくれたりする細やかな配慮も嬉しいポイントです。モクサルは斜めにカットする「アーストゥルギ」という独特の方法で提供され、これも肉の旨味を引き出す工夫の一つです。 私が特に気に入ったのは、ワサビと果実を混ぜたという特製のソースです。さっぱりとしたフルーティーな香りが肉によく合い、普通のワサビよりも上品な味わいです。サイドメニューのミョンイナムル(行者ニンニクの葉の漬物)も、かつては高級な日本料理店でしか見られなかった食材であり、豚肉店でこれを提供することは当時としては非常に大胆な試みでした。これらの細部にわたるこだわりが、河南豚家の今日の人気を築き上げたと言えるでしょう。 サイドメニューと新たな挑戦 新メニューのマクチャン焼き(豚のホルモン焼き)はボリューム満点で、初焼きで臭みがなく香ばしく、弾力のある食感が楽しめます。ピョニュク冷菜(豚肉の冷製サラダ)は、甘酸っぱいソースと薄切りのキュウリや玉ねぎが豚肉のコクと絶妙にマッチし、箸休めにも最適です。シメの食事メニューも充実しており、コダリフェ冷麺、キムチ炒飯、ウサムギョプ味噌チゲなど、どれも専門店の味に引けを取りません。 まとめ:異なる魅力を持つ二つのプレミアム豚肉店 今回ご紹介した金豚食堂と河南豚家は、共に韓国を代表するプレミアム豚肉店ですが、それぞれ異なる魅力を持っています。 金豚食堂は、徹底した熟成と職人技による焼き方で、肉本来の旨味を最大限に引き出す高級志向の店。一方、河南豚家は、「初焼き」や「店員が焼く」という革新的なサービスで、高品質な国産豚肉を大衆化させ、多くの人々にプレミアム豚肉の美味しさを広めたパイオニアです。 どちらの店も、お客様に最高の豚肉体験を提供するために、並々ならぬ努力と工夫を凝らしており、その満足度は非常に高いものでした。韓国を訪れる際は、ぜひこれらの店で、極上の豚肉を味わってみてください。
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