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韓国全土を巡る!地域に愛される絶品中華料理店探訪記:ジャージャー麺からちゃんぽんまで

'www.youtube.com/embed/e-_5zH-G9Gk' 韓国全土を巡る!地域に愛される絶品中華料理店探訪記:ジャージャー麺からちゃんぽんまで 韓国には、華やかな繁華街の有名店だけでなく、地元の住民に長年愛され続けている隠れた名店中華料理店が数多く存在します。今回は、釜山から済州、ソウル、そして地方都市に至るまで、筆者が実際に訪れ、その味と温かい人情に触れた珠玉の中華料理店をご紹介します。伝統的な手打ち麺の技、古き良き時代の雰囲気を残す店構え、そして店主たちの料理への情熱と哲学が詰まった一杯に、きっとあなたも魅了されることでしょう。 韓国の路地裏に息づく伝統の味 韓国各地を旅する中で出会った中華料理店の数々は、それぞれが独自の物語と味を持っていました。共通するのは、手間暇を惜しまない職人技と、地元の人々への深い愛情です。 例えば、釜山富田市場(プサン・プジョンシジャン)にある「スタージャージャー麺」は、熟練のシェフが注文を受けてからわずか1分40秒で手打ち麺を打ち上げるという驚異的な技術を披露します。そのコシのある麺と特製ソースが絡み合うジャージャー麺は、まさに絶品。釜山の喧騒の中で見つけた、心温まる一軒です。 忠南唐津市定美面(チュンナム・タンジンシ・チョンミミョン)の「シンブン食堂」は、築100年以上の家屋で43年間営業を続ける老舗。メニュー表すらない、地元密着型のスタイルが印象的です。昔ながらの雰囲気の中で味わうタンメン、チャーハン、カンジャージャー麺は、まさに「故郷の味」を感じさせます。 済州島西帰浦(チェジュ・ソギッポ)、ソソカク海岸近くの「ユダル食堂」は、「西帰浦三大ちゃんぽん」の一つに数えられるほどの人気店です。長蛇の列は日常茶飯事ですが、済州産の新鮮な魚介と豚肉がたっぷり入ったちゃんぽんは、一口食べればその理由が分かります。特に、二日酔いの胃に染み渡るような、辛さの中に深いコクのあるスープは必食です。 ソウル鍾路区西村(チョンノグ・ソチョン)に位置する58年の歴史を持つ「ヨンファル」は、青瓦台にも近い名店です。特に「辛いコチュカンジャージャー麺」と「辛いコチュちゃんぽん」は、純国産の青唐辛子で引き出される、旨辛さが特徴。レトロな内装も相まって、まるで映画のセットにいるような気分で食事が楽しめます。カップルでの訪問にもおすすめです。 ソウル永登浦区大林洞(ヨンドゥンポグ・デリムドン)の「トンへパンチョム」は、1972年創業の50年以上の歴史を持つ老舗中華料理店。ここは、ちゃんぽん飯を注文すると、白いご飯ではなくチャーハンが出てくるという珍しいサービスで有名です。昔ながらのアナログな雰囲気の中で、伝統の味を楽しむことができます。 慶南居昌市場(キョンナム・コチャンシジャン)にある「クムホパンチョム」は、地元の商人たちに愛される21年の歴史を持つ中華料理店です。特に、ちゃんぽんは「人生ちゃんぽん」と称されるほどの逸品。燃え上がるような火の香りがするスープは、一般的なちゃんぽんとは一線を画します。 そして、今回の旅で最も感動的だったのが、洪城伝統市場(ホンソン・ジョントンシジャン)の「ミョンソンガク」です。ジャージャー麺3,000ウォン、ちゃんぽん5,000ウォンという破格の値段でありながら、ご夫婦で店を切り盛りし、自ら野菜を栽培し、手打ち麺を提供しています。経済的に余裕のない高齢者の方々のために、利益度外視で提供しているというその心意気には、ただただ頭が下がります。価格以上の感動と温かさを与えてくれる、まさにこの時代の「真の灯火」と呼ぶべきお店です。 地方に根付く中華料理の多様性 他にも、済州江汀(カンジョン)村の「モルジル精肉食堂」では、海鮮を一切使わない「コギ(肉)ちゃんぽん」というユニークな一杯が楽しめます。また、光州北区新安洞(クァンジュ・プック・シナンソン)の「ピョンファパンチョム」の「辛いちゃんぽん」は、母親が作ってくれたような温かみのある辛さが特徴です。 安東(アンドン)駅近くの「チョンダンチョム」は、80代の老夫婦が50年以上も営む手打ち麺の中華料理店。その麺を打つ姿は、まさに生きた芸術です。そして、慶南咸陽郡並谷面(ハムヤングン・ピョンゴンミョン)の「ポクソン」では、昔ながらの雰囲気の中で、豚肉がたっぷり入った「鍋ちゃんぽん」が楽しめます。 まとめ:心に残る一杯を求めて 韓国各地で出会った中華料理店は、単なる食事の場ではありませんでした。そこには、長い年月をかけて培われた職人の技、地域に寄り添い、人々を温かくもてなす店主たちの哲学、そして古き良き時代の雰囲気が息づいています。旅の途中で、地元の人々に愛される小さなお店に立ち寄り、その土地ならではの中華料理を味わってみるのも、韓国の魅力を深く知る素晴らしい方法です。あなたの心に残る「最高の一杯」を、ぜひ見つけてみてください。

済州의 회장定番!空港近くの「악뱅디 식당」で絶品アジスープとカタクチイワシ튀김を堪能

'www.youtube.com/embed/ky1iLS85boM' 済州での酔い覚ましはここで決まり!空港近くの老舗「악뱅디 식당」 済州での楽しい夜を過ごした後、翌朝は何を食べようか悩むもの。前日にたっぷり飲んだ後なら、尚更胃に優しく、そして体に染み渡るような「회장(ヘジャン、酔い覚まし)」グルメが恋しくなります。 今回私たちが訪れたのは、済州地元の人々に長く愛される老舗「악뱅디 식당(アクベンディシクタン)」。済州中央中学校の近くに位置し、なんと済州空港からも車でわずか5分ほどの距離にあります。メディアにも度々登場し、料理研究家からも絶賛されるほどの人気店です。 悪酔いも吹き飛ぶ看板メニュー この店で必ず味わいたいのが、済州의ご当地グルメでもある「각재기국(カクチェギグク)」と「멜튀김(メルトゥイギム)」です。 멜튀김(カタクチイワシの튀김) 注文してまず運ばれてきたのは、サクサクに揚がった멜튀김。멜(メル)とはカタクチイワシのこと。これがまた絶品なんです。頭から丸ごと揚げられていますが、臭みは一切なく、骨まで美味しくいただけます。香ばしくてビールのおつまみにも最高ですが、もちろんご飯のおかずとしても優秀。これだけでも来た甲斐があるという美味しさです。 각재기국(アジのスープ/チゲ) 그리고今回のメイン、각재기국です。각재기(カクチェギ)とは済州の方言で전갱이(チョンゲンイ)、つまりアジのこと。日本では馴染みのある大衆魚ですが、済州ではこの각재기を使った국(スープ)が伝統的な회장メニューとして親しまれています。 악뱅디 식당の각재기국は、新鮮なアジを使用しているため、全く生臭さがありません。むしろ、アジの旨味が溶け出したスープは驚くほど甘く、深い味わい。青唐辛子が良いアクセントになり、ピリッとした辛さが二日酔いの体に活力を与えてくれます。身もたっぷり入っていて食べ応え十分。まさに愛주가(エジュガ、お酒好き)にはたまらない一品です。創業30年以上の歴史が培った、깊い맛を感じられます。 サービスでいただいた絶品조림(煮付け) さらに驚いたことに、今回はサービスで「각재기 조림(アジの煮付け)」までいただきました。こちらのアジも非常に大きく、新鮮そのもの。조림の양념(ヤンニョム、味付け)は少し荒々しいというか、飾り気のない素朴な味付けですが、それが逆にアジ本来の味を引き立てていて非常に美味しいです。ご飯に양념をかけて 비벼(ビビョ、混ぜて)食べると、もう止まりません。煮付けは初めて食べましたが、これもまた中毒性のある 맛でした。 その他、고등어구이(サバの塩焼き)も 기본(基本)でサービスされるようです。 別のメニューとして、고사리 육개장(ワラビのユッケジャン)もあるようで、汁なしスタイルなど特徴があるようでした。 済州グルメの知られざる魅力 済州には美味しいものがたくさんありますが、特に鮮度が重要な魚料理は現地でこそ味わえる格別な味です。各재기국や멜튀김のように、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、済州の食文化に根ざした素晴らしいグルメが多く存在します。 今回同行した済州グルメに詳しい方に、多くの隠れた名店を教えていただきました。済州の「먹을 텐데」済州支部長に任命された彼の情報力には頭が下がります。また、済州の他の地域にも보말칼국수(보말カルグクス、カサゴ貝のうどん)の名店など、魅力的なお店が数多くあることを知りました。 まとめ 済州を訪れた際には、「악뱅디 식당」をぜひ訪れてみてください。特に二日酔いの朝には、この店の각재기국が体に染み渡り、最高の회장となるでしょう。空港から近くアクセスも抜群なので、旅の始まりや締めに立ち寄るのもおすすめです。絶品の멜튀김と서비스でいただける각재기 조림も忘れずに!済州の深い 맛を堪能できること間違いなしです。 (注:本記事は、YouTubeチャンネル「먹을 텐데」の済州編第2弾の体験に基づいています。店名や 메뉴名、登場人物の発言は元のコンテンツに準じて記述しています。)