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忠州(チュンジュ)で巡る絶品グルメ旅:心温まる郷土料理から唯一無二の逸品まで

'www.youtube.com/embed/AUaxInqPbPs' 韓国中部に位置する忠州(チュンジュ)は、豊かな自然に恵まれ、知る人ぞ知るグルメの宝庫です。今回は、その忠州で出会った忘れられない3つの味をご紹介します。家庭料理のような温かい味わいから、他では決して味わえない個性的な逸品まで、忠州の奥深い食文化を巡る旅へ出発しましょう。 忠州(チュンジュ)の隠れた名店を巡る! 1. 滋味溢れる伝統の味「オルケンイ(タニシ)専門店」 まず訪れたのは、地元に愛されるオルケンイ(カワニナやタニシの仲間)専門店。専用駐車場完備の人気店で、車でしか来られない立地にもかかわらず、多くの人が訪れる「隠れた名店」です。 メニューは「殻を剥いて食べるオルケンイ」と「オルケンイヘジャングク」の二種類。茹でてヤンニョムで味付けされたオルケンイを一つ一つ手で殻から取り出し味わう、素朴で贅沢な体験です。パンチャン(おかず)は実家の食卓のような温かい雰囲気で、家庭的な優しい味わいが心を和ませます。 メインのオルケンイヘジャングクは、一口飲むと苦みを感じますが、食べ進めるうちに甘みが広がり、その深さに感動。この店のオルケンイはすべて忠州産で、新鮮さが格別です。スープはアウクグク(ゼニアオイの葉のスープ)のような澄んだテンジャンクク(味噌汁)の風味。濃厚な見た目とは裏腹にクリアで清涼感があり、滋養強壮にぴったりの一杯でした。 2. 新感覚の美味しさ!「蕎麦(メミル)チキンとマッククス(蕎麦麺)の店」 次に訪れたのは、世界初の蕎麦チキンを謳うユニークな店。元カルビ店オーナーが、客のリクエストに応えチキン店でマッククスを出すようになり、蕎麦粉でチキンを揚げてみようと思いついたのが誕生秘話です。 「メミルチキン」と「マッククス」を注文。蕎麦粉で揚げられたチキンは衣が薄く、驚くほどサクサクで油っぽさが少ないのが特徴。健康的な軽やかさで、いくらでも食べられそうでした。特に感動したのは、リンゴベースのオリジナルソース。人工的な甘さがなく、リンゴの爽やかな酸味と甘みが絶妙に調和し、チキンの旨みを一層引き立てます。 マッククスはチキンとの相性が抜群で、合間に食べると口の中がリフレッシュされ、食べ飽きません。麺は蕎麦粉の割合が高い証拠に歯切れが良く、手軽に噛み切れるのが特徴です。あっさりとしたスープは清涼感がありながらも奥深い味わい。チキンとマッククス、この組み合わせは完璧なマリアージュで、家族皆が楽しめる素晴らしいお店でした。 3. 希少な玉石(オクトル)で焼き上げる「玉石(オクトル)サムギョプサル」 最後の締めくくりは、忠州の歴史と伝統が息づく「玉石サムギョプサル」の店。1997年から使い続けているという、忠州のファドングル(花崗岩洞窟)で採掘された希少な玉石(オクトル)を使ってサムギョプサルを提供しています。今では採掘中止となり、二度と手に入らない貴重な玉石で焼く豚肉は、一体どんな味なのでしょうか。 厚い玉石の上で焼かれるサムギョプサルは、見た目からして特別な雰囲気。玉石は熱を均一に伝え、肉が焦げ付かず、常にしっとりとした状態を保ちながら焼き上がる特性があります。そのおかげで、豚肉本来の旨みが最大限に引き出され、ジューシーでふっくらとした食感に仕上がります。 パンチャンは実家の食卓を思わせるような手作り感満載の温かい品々。特に自家製のテンジャン(味噌)で作られたサムジャンは、市販品にはない芳醇な香りと深みがサムギョプサルとの相性を完璧なものにしています。食後にはサービスで手作りのチョングッチャン(清麹醤)まで提供。このチョングッチャンはまろやかで香ばしい大豆の風味が際立つ絶品で、〆にうってつけの一品でした。 忠州で体験したこれらのグルメは、単なる食事ではなく、その土地の歴史、文化、そして人々の温かさを感じさせる素晴らしい経験となりました。ぜひ忠州を訪れて、これらの絶品料理を味わってみてください。