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【淑大入口駅】絶品羊肉オマカセ「ヤンシク文化」で味わう至福のコース体験

'www.youtube.com/embed/oOboYorhg6E' こんにちは、ソウル在住のジドンです。本日ご紹介するのは、淑大入口駅に位置する羊肉オマカセ専門店「ヤンシク文化」です。私も羊肉はよく食べますが、このようなオマカセは初めてでした。それでは早速、じっくりとレビューを始めていきたいと思います。 お店の雰囲気とアクセス:南営駅モクチャ横丁の隠れた名店 「ヤンシク文化」は、南営駅と淑大入口駅の間、「南営駅モクチャ横丁」と呼ばれる場所にあります。予約はキャッチテーブルまたは電話で可能です。お店に到着した際、入り口からすでに何か圧倒されるような独特の雰囲気に包まれました。店内は清潔感があり、落ち着いた照明で、デートや友人との食事にぴったりの空間です。 コース概要:43,000ウォンで楽しむ充実の羊肉コース メニューはいくつかありますが、一人当たり43,000ウォンの「ヤンシクコース」を注文するのがベストだと思います。今日もまずはビールを一杯飲みながら、コースのスタートです。本日の羊肉が目の前に並べられ、焼く前にスタッフの方が各部位について丁寧に説明してくださいます。 提供される羊肉は、左からフレンチラック、羊カルビ、ロース、骨付きカルビ、羊スパム、そして羊プルコギといった順です。こちらの最大の特徴は、他のジンギスカン専門店と同様に、スタッフの方がつきっきりで全てのお肉を最高の状態で焼き上げてくれること。高価な肉を焦がす心配もなく、会話を楽しみながら心ゆくまで羊肉を堪能できるのが嬉しいポイントです。焼き始める前には、鉄板に丁寧に油を塗ってくれます。 フレンチラックと羊カルビ:羊肉の最高級部位を堪能 まず最初に、羊肉の中でも最高級部位とされる「フレンチラック」と、お馴染みの「羊カルビ」が鉄板に並びました。フレンチラックは背中側の部位で、運動量が少ないため非常に柔らかいのが特徴。実際に口にすると、その柔らかな食感に驚き、羊肉特有の臭みは全く感じられませんでした。 羊カルビは、一般的にショルダーロインと呼ばれる肩肉の部分で、サルチサル(肩バラ肉)、骨に近い肋間肉、そしてアルロース(特上ロース)といった様々な部位が楽しめます。これら3つの部位が一度に味わえるのは贅沢です。スタッフの方が完璧に焼き上げ、一口ずつ皿に盛り付けてくれます。イギリスの塩、醤油ベースのタレ、わさび、チリソースなど、様々な薬味と共に提供されます。一度羊肉の魅力にハマると抜け出せない、そんな至福の味わいでした。 羊脂が染み込んだ白キムチとコリアンダーの妙 肉を焼いている際に、羊の脂が流れるところに白キムチ、長ネギ、ニンニク、キノコなどのガニッシュが置かれます。特に、羊脂を吸った白キムチは本当に絶品!豚肉の脂で炒めたキムチは食べたことがありますが、羊脂の白キムチは初めての体験で、その独特の旨味に病みつきになりました。キムチ単体で食べても、肉と一緒に食べても、どちらも最高の組み合わせです。リクエストすると提供されるコリアンダー(パクチー)も、意外なほど羊肉と相性抜群。異国情緒あふれる香りがぶつかり合うのではないかと心配していましたが、それは全くの杞憂でした。何度か追加でリフィルをお願いしたほどです。 多彩な羊肉の魅力:ロースからプルコギまで 続いて登場したのは「羊ロース」。羊カルビから骨を取り除いた純粋な赤身肉で、先ほどのカルビとは異なる、よりしっかりとした食感が楽しめます。大きくカットされたロースは、切らずにそのまま食べることで、肉汁と香りを存分に味わえるのが醍醐味。途中でモヤシのガニッシュが加わり、口の中をさっぱりさせてくれます。 「その日の羊肉」として提供されたのは「骨付きカルビ」です。鉄板の上で焼かれるカルビにハーブオイルを塗りながら焼くことで、ハーブの香りをまとった羊肉を飽きずに楽しむことができました。 そして「羊プルコギ」。羊のバラ肉(豚肉でいうと三枚肉の部分)を特製ヤンニョム(タレ)に漬け込んだものです。直火で炙ることで香ばしい焦げ目をつけ、炎のショーも披露してくれました。お馴染みの醤油ベースのヤンニョムですが、香ばしさが加わったプルコギは、薄く柔らかな「花のパン」のようなものに乗せて提供され、ミニバーガーのように楽しめます。特製ヤンニョムの甘辛さと香ばしさ、そしてパンの組み合わせが絶妙な一品です。提供されたばかりのパンは非常に熱いので、注意が必要です。私たちはさらにコリアンダーを少し加えて食べてみました。 心温まる締めくくり:釜飯、羊スパム、羊シャブシャブ 食事の締めは、炊きたての「釜飯」と「自家製羊スパム」です。釜飯は隣で炊かれており、焼き上がった羊スパムはご飯に乗せて提供されます。通常のスパムが少し崩れるような食感なのに対し、こちらの羊スパムはあっさりとしていながらも噛み応えがある独特の食感で、ご飯との相性も抜群でした。食べ終わった釜には緑茶が注がれ、お茶漬けとして楽しめます。 そして最後の〆は、うどん麺、練り物、そして羊の首ロースを使った「羊シャブシャブ」。スープは赤と白から選べ、羊の首ロースは煮込みすぎると硬くなるので、サッと湯にくぐらせる程度でいただくのがおすすめです。最後まで様々な羊肉料理を堪能し、大満足のコースでした。 総合評価:デートや友人との食事に最適なコスパ抜群の羊肉オマカセ 今回、「ヤンシク文化」で羊肉オマカセを存分に堪能しました。友人や恋人と、コスパ良く楽しめる素晴らしいコースだと思います。淑大入口駅と南営駅の間に位置し、アクセスも良好です。提供される料理はどれも質が高く、部位ごとの特徴を活かした調理法、そしてスタッフの方々の丁寧な説明とサービスは、まさに感動の体験でした。羊肉特有の臭みが苦手な方でも、きっとその美味しさに目覚めることでしょう。総合的な評価として、味、サービス、雰囲気、コストパフォーマンス全てにおいて非常に満足度が高く、自信を持っておすすめできるお店です。