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全羅北道南原「智異山ハヌル」:当日屠畜生肉と破格の韓牛・黒豚専門店の魅力

'www.youtube.com/embed/zhoDfgW-Aic' 全羅北道南原「智異山ハヌル」:当日屠畜生肉と破格の韓牛・黒豚専門店の魅力 全羅北道南原「智異山ハヌル」で体験!当日屠畜の鮮度抜群生肉と驚きのコストパフォーマンス 皆さん、こんにちは!今回は美食の宝庫、全羅北道南原市にある「智異山ハヌル」(지리산 하난얼)という精肉食堂を訪れました。智異山(チリサン)の麓に位置するこの店は、精肉店が直営するレストランとして、その肉質の高さと価格の安さで地元の人々にも大人気です。特に、特定の曜日にはその日屠畜されたばかりの超新鮮な生肉が味わえるという、肉好きにはたまらない魅力があります。 店舗概要と特別な日 「智異山ハヌル」は、もともとお父様が精肉店を始められ、その跡を息子さんが継いで現在のレストランとして運営している、歴史あるお店です。店内は全て座敷スタイルで、約20卓ほどのテーブルが広がり、一部には半個室のようなスペースも用意されています。大人数での利用にも対応可能ですが、座敷が苦手な方にとっては少し不便に感じるかもしれませんので、訪問の際はご留意ください。 この店の最大の特長は、毎週月曜日と水曜日が「当日屠畜生肉の日」であること!この日だけは、その日の朝に屠畜されたばかりの生肉が提供され、他に類を見ない鮮度を誇ります。 驚きのメニューと価格設定 メニューは主に智異山黒豚と韓牛の二種類に分かれていますが、その価格にまず驚かされます。 智異山黒豚(200g): サムギョプサル:13,000ウォン 豚肉が高騰している昨今、この価格は破格と言えるでしょう。 韓牛(100g): 特選ロース(トゥップル:最高級):15,000ウォン 1等級:12,000ウォン こちらも、最高級の韓牛がこの価格で楽しめるのは信じられないほどのコストパフォーマンスです。 その他、様々なサイドメニューや一品料理も豊富に揃っています。私は特別メニューとして、当日屠畜の生肉を200g注文しました。100gあたり10,000ウォンという価格も、その品質を考えると非常にリーズナブルです。 当日屠畜生肉:ユッサシミと珍しい内臓の体験 鮮度と熟成の妙「ユッサシミ」 注文した当日屠畜の生肉は、新鮮なユッサシミ(牛肉の刺身)として提供されました。200gの大ボリュームに加え、通常はなかなかお目にかかれない珍しい部位、「등골(トゥンコル:脳脊髄)」と「지라(チラ:脾臓)」も含まれています。 屠畜直後の肉とは異なり、少し熟成が進んだ状態での提供だったため、単なる鮮度だけでなく、肉本来の旨味やコクがより一層引き出されていました。まるで養殖のヒラメと天然のヒラメを比べるように、深い味わいが感じられます。 希少部位「脳脊髄(トゥンコル)」と「脾臓(チラ)」 脳脊髄(トゥンコル):口に入れた瞬間に広がる、クリーミーで滑らかな食感は、まるで上質なストリングチーズのよう。生臭さはほとんどなく、内臓好きにはたまらない一品です。 脾臓(チラ):噛めば噛むほど甘みが広がる、メロンのような独特の食感が特徴的です。好き嫌いが分かれるかもしれませんが、貧血にも良いと言われています。 これらの生肉には、サービスで温かい「선지국(ソンジグク:牛の血の塊入りスープ)」も付いてきました。すっきりとした辛さで、お酒と共に楽しむには最高の相性です。 韓牛と智異山黒豚の正直なレビュー 韓牛:手頃な価格で納得の美味しさ メインの韓牛は、特選ロースをいただきました。100gで15,000ウォンという価格はやはり魅力的です。肉のカットは丁寧ですが、過度に脂身をそぎ落とすタイプではなく、自然な状態に近いです。希望する部位(ロースの上部や下部など)があれば、注文時に伝えれば対応してくれるとのこと。 ガス火にコーティングされたフライパンで焼くスタイルは、炭火焼きのような特別な風味はありませんが、誰もが知っているような安定した「焼肉の味」を提供してくれます。特別な感動はありませんが、この価格でこれほどの韓牛が味わえることに満足感は非常に高く、一般の消費者にとっては十分に美味しいと感じるでしょう。 智異山黒豚:期待を下回る結果も、時期による変動か 続いて、智異山黒豚のサムギョプサルとガブリサルを注文しました。見た目は一般的な黒豚と大差なく、特段際立った霜降りは見られませんでした。一口食べると、ジューシーさはあるものの、予想よりも肉の歯ごたえが強く、やや硬めに感じました。黒豚特有の風味は感じられるものの、肉質そのものの「当たり外れ」があるように思えました。 個人的な経験から、特に夏場は家畜の生育状況によって肉質のばらつきが大きいことを知っています。そのため、この日の黒豚がたまたま期待に沿わないものだった可能性も理解できます。しかし、一般的なお客様の視点では、単に「美味しくない肉」と評価されてしまうリスクもあるため、農家との連携でさらなる品質安定に努めることが望ましいと感じました。 「智異山ハヌル」の総評とおすすめポイント 南原市にある「智異山ハヌル」を総合的に評価すると、以下のようになります。 ● メリット 圧倒的なコストパフォーマンス:韓牛、智異山黒豚ともに、現在の市場価格と比較して非常にリーズナブル。 当日屠畜生肉の鮮度と希少性:月・水曜日に味わえるユッサシミ、脳脊髄、脾臓は、その鮮度と珍しさから高い満足度を提供します。特に内臓好きにはたまらない体験となるでしょう。 サービス満点のソンジグク:生肉と共に提供される温かいソンジグクは、サイドメニューとしても、お酒のお供としても最高です。 地元密着型:地元の人々にも愛される、地域に根差した精肉食堂です。 ● デメリット 肉質のばらつき:特に夏場は、智異山黒豚の肉質に個体差が見られる可能性があります。…

「味商務」が20年通う!全羅北道武州「青雲山月里」の絶品生鴨ロースと秘伝ククス

'www.youtube.com/embed/myQvbW3W0sk' 「味商務」が20年通う!全羅北道武州「青雲山月里」の絶品生鴨ロースと秘伝ククス 皆さん、こんにちは!「味商務」こと私が今回訪れたのは、全羅北道武州(ムジュ)。武州を流れる雄大な南大川(ナムデチョン)のほとりに、私が20年来通い続ける、とっておきの名店があります。 20年前に初めてその味に感動して以来、数年に一度は必ず訪れる私の「お気に入りの場所」。爽やかな風が吹き抜け、まるでアルプスの高原のような心地よさの中で、久しぶりに絶品の料理を味わい尽くしたいと思います。 長年の常連が語る「青雲山月里」の魅力 今回ご紹介するのは「青雲山月里」(チョンウンサンウォルリ)。「청운의 관 청운 산월리」と検索すると見つかります。以前は冷凍の鴨ロースでしたが、現在は新鮮な生鴨肉に変わり、その味わいはさらに奥深くなっています。 店舗情報と変わらぬ味へのこだわり 最近、メニューの価格改定があったと聞きましたが、お店の方に確認したところ、鴨ロースは依然として7,000ウォン、ククスは2,000ウォンという驚きの価格で提供されていました!昔は鴨ロースが9,000ウォン、ククスが1,000ウォンだった時代もありますが、このクオリティと量でこの価格は破格と言えるでしょう。店主さんの「お客様に美味しいものを安く提供したい」という心意気が伝わってきます。 店名: 青雲山月里(청운의 관 청운 산월리) 場所: 全羅北道武州郡(チョルラブクド ムジュグン)、南大川近く 評価: 20年通う常連客が絶賛する、コスパ最高の地元の名店 絶品生鴨ロースともてなしの心 運ばれてきた生鴨ロースは、一切の臭みがなく、非常にフレッシュ。普通、鴨肉を焼く際には胡椒などで下味をつけることが多いですが、ここではそういった手が加えられていません。これは、肉自体の品質に自信がある証拠でしょう。油の乗った鴨肉を炭火でじっくり焼き上げると、その香ばしさがたまりません。 付け合わせの野菜も豊富で、特にこの店の名物ともいえるブチュムチム(ニラの和え物)は絶品です。このブチュムチムの作り方は、私がこの店で教えてもらった秘伝の味。甘さ控えめで、非常にさっぱりとしていて、鴨ロースとの相性は抜群です。さらに、店主さんが「おかずが少ないだろう」と、追加でキムチや豆もやし、カクテキ(ソッパクチ)まで出してくれました。この温かいおもてなしの心も、長年愛される理由の一つです。 焼けた鴨肉をそのまま一口。使用されている塩はただの塩ではなく、味塩(マッソグム)のようです。これが肉の旨味を最大限に引き出し、口の中に広がる香ばしさと脂の甘みが絶妙なバランスを生み出します。一切の臭みがなく、ただただ「美味しい」の一言に尽きます。 〆は格別の炒めご飯と心温まるククス 鴨ロースの醍醐味は、やはり〆の炒めご飯!鴨の脂がたっぷり染み込んだ鉄板でご飯を炒めるのは、まさに至福の時間です。この店では、爽やかな香りのエゴマの葉(ケンニプ)とブチュ(ニラ)、そしてポテトを一緒に炒めます。この組み合わせが、鴨の脂と絶妙に絡み合い、他では味わえない芳醇な香りとコクを生み出します。特に、じっくり炒められたポテトは、バターで炒めたような濃厚な味わいで、本当に感動的な美味しさです。 そして、もう一つの主役はククス(麺料理)です。濃いめの煮干し出汁に、しっかりと熟成されたキムチが入っています。そのスープは、一口飲むと体の芯から温まるような優しくも深い味わい。胃に優しく、飲んだ後の締めにも最適です。たっぷりの麺とキムチがするすると喉を通り、食事の満足感を最高潮に引き上げてくれます。 武州の自然を満喫!夏のおすすめ旅 武州は山岳地域でありながら、南大川が流れ、夏でも比較的涼しく過ごしやすい場所です。今回、昼間だけでなく夜景も楽しむことができました。ライトアップされた南大川は幻想的で、日中とはまた違った顔を見せてくれます。 今年の夏は、武州で美しい自然を満喫し、そして「青雲山月里」の絶品鴨料理とククスをぜひご堪能ください。20年間変わらぬ味と温かいおもてなしが、きっと皆さんの旅の素晴らしい思い出になるはずです。味商務でした!