'www.youtube.com/embed/w-7q87VGKkA' ソウル、トレンドの中心地である新沙洞(シンサドン)に位置する、知る人ぞ知る隠れ家のようなレストラン、「SAN(サン)」。今年新たにオープンしたばかりのこの店は、単なる伝統的な韓国料理(韓食)を提供するのではなく、その奥深い味と文化をベースに、現代的かつ革新的なアプローチで再構築された「モダン韓食」の真髄を追求しています。 「伝統を守りつつも、進化を恐れない」。SANはまさにその哲学を体現する場所です。メニューは単一のコースのみで、価格はお一人様30万ウォン(約3万円相当)。この価格帯は、特別な日や美食を求める方々に向けた、極上のファインダイニング体験を約束します。 「SAN」が提供する至高のコース料理体験 SANのコースは、一皿ごとに物語があり、五感を刺激する芸術作品のようです。水は追加料金なしで提供され、食事の始まりから終わりまで、細やかな心遣いが感じられます。 忘れられない一皿一皿の感動 キャビアとズワイガニのブリオッシュ添え コースの幕開けは、豪華なキャビアと甘み豊かなズワイガニから。添えられた温かいブリオッシュパンに乗せていただくと、キャビアの塩味、ズワイガニの繊細な甘み、ブリオッシュの香ばしさが口の中で見事に調和し、至福のひとときが訪れます。まさに、これからの料理への期待を最高潮に高める一品です。 コラビの花と金目鯛のフリット、多種ソース添え 次に登場したのは、旬のコラビの花と見事な揚げ加減の金目鯛のフリット。カリッと揚がった衣の中には、驚くほどしっとりとした金目鯛の身が隠されており、そのコントラストが絶妙です。複数の種類のソースが添えられており、一口ごとに異なる風味の変化を楽しむことができました。揚げ物の軽やかな仕上がりは、シェフの腕前を物語ります。 箸休め:真妻とオリーブ、そして細切りイカ(ハンチ) 「箸休め」として供されたのは、瑞々しい真妻とオリーブ、そして細かく刻まれ、とろけるような食感のイカ(ハンチ)。イカを細かく刻むことで、素材の味がより引き立ち、ソースとの絡みも抜群になります。さっぱりとした中に奥深さのある一品で、次の料理への期待が高まります。 石畳の真魚(マナガツオ)の昆布蒸し、ロブスターの塩辛添え この日のハイライトは、昆布で丁寧に包み込まれ、じっくりと蒸し上げられた真魚(マナガツオ)でした。一口食べると、昆布の旨味がマナガツオの淡白な身に深く染み込み、ふっくらとした食感と相まって、まさに感動の味わいです。ここに添えられた風味豊かなロブスターの塩辛も、良いアクセントとなっていました。私はこの料理がこの日一番のお気に入りでした。 アワビの焼き物、二種ソース添え 贅沢なアワビの焼き物には、濃厚なアワビの内臓ソースと、香り高い鶏出汁ベースのトリュフソースが添えられていました。アワビのコリコリとした食感と、二種の異なるソースが織りなすハーモニーは、まさに絶品です。 メインの肉料理 コースはメインディッシュの肉料理へと続きます。その日の仕入れや季節によって内容が変わるそうですが、洗練されたプレゼンテーションと、素材の旨味を最大限に引き出した調理法に感銘を受けました。 釜山ミルミョン そして、コースの締めくくりに、まさかの釜山ミルミョンが登場。驚くべきことに、シェフ自らが客席まで足を運び、丁寧に麺を取り分けてくださいました。このパーソナルなサービスには、ゲストへの深い配慮と、料理への情熱が感じられます。さっぱりとしたスープとコシのある麺が、ここまでの料理で満たされたお腹にも優しく染み渡ります。 甘美なデザートで締めくくる 食事の締めくくりは、多種多様なデザートで構成されています。 瑞々しいメロンとさっぱりとしたソルベ 韓国伝統の美しいフルーツポンチ「ファチェ」 香ばしいドングリのフラン なめらかなアイスクリームとプラリネのブリオッシュをコーヒーと共に これらのデザートが、夢のような食体験に優雅な幕を引きます。 「SAN」の総評とおすすめポイント ソウル新沙洞のレストラン「SAN」は、単なる食事の場ではなく、五感を刺激し、記憶に残る芸術的な体験を提供してくれる場所です。伝統的な韓食の枠を超え、革新的なアイデアと卓越した技術で生み出される一皿一皿は、まさにファインダイニングの真髄と言えるでしょう。 特に、シェフ自らが提供する釜山ミルミョンなど、随所に感じられるおもてなしの心は、料理の美味しさ以上にゲストの心に残ります。価格は高めですが、その価値を十分に感じられるクオリティと体験がそこにはあります。記念日や大切な人との食事、あるいはソウルでの特別な美食体験を求める方には、心からおすすめしたいレストランです。
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'www.youtube.com/embed/naTr3g1XZVY' ソウル・漢南洞に位置する「モンス(Mosu)」は、韓国で唯一ミシュラン三つ星を獲得していることで知られる、まさに美食の殿堂です。先日、この素晴らしいレストランが一時的に閉店し、リニューアルのため移転するというニュースを聞き、その前にどうしてももう一度体験しておきたいと思い、特別な思いで訪れました。数年前に一度訪れたことがありますが、今回も期待を裏切らない、いや、それ以上の感動が待っていました。 「モンス」が三つ星である理由:単なる味を超えた総合芸術 ミシュランの評価基準は、単に料理の味だけではありません。テーブルの間隔、スタッフのサービス、店内の雰囲気、さらにはお手洗いに至るまで、細部にわたる完璧さが求められます。モンスは、これらの基準を全てにおいて最高水準で満たしています。 完璧を追求するサービスと空間 レストランの外に到着した瞬間から、モンスの完璧なサービスは始まります。予約者の確認から席への案内まで、まるで一つのショーのようにスムーズで、お客様を最高の体験へと誘う準備が万端です。店内は華美すぎず、落ち着いた洗練された空間で、訪れる人々が心ゆくまで食事と会話を楽しめるように配慮されています。スタッフ一人ひとりの細やかな気配りや、落ちた箸を瞬時に差し出すような迅速な対応は、まさに「ミシュラン三つ星」の名にふさわしいものでした。 創造性溢れる料理の数々 モンスの料理は、単なる美味しさを超えた芸術です。シェフの豊かな発想と繊細な技術が融合し、驚きと発見に満ちた一皿一皿が生み出されます。食材の組み合わせや調理法は非常に独創的で、例えば日本の山椒と韓国の香辛料を巧みに組み合わせるなど、既成概念にとらわれないアプローチが魅力です。 感動のコース体験:ワインペアリングと共に 今回の訪問では、幸運にもキャンセル枠を見つけ、公徳で寿司店を経営するシェフの方とご一緒する機会に恵まれました。慣れない状況での食事でしたが、料理とワインペアリングの素晴らしさが緊張を解き放ち、忘れられない時間となりました。 記憶に残る一皿一皿 ハゲ海苔とじゃがいもサラダ: ふわふわの海苔と、ポテトサラダ、マグロが絶妙なハーモニーを奏でます。 タコとアワビのタルト: モンスのシグネチャー。香ばしいおこげの皮と醤油ジェル、濃厚なバターソースがアワビの旨味を最大限に引き出します。 熟成ヒラマサ: 3日間熟成されたヒラマサは、旨味が凝縮され、ポン酢と柚子の香りが一層引き立てます。 三千浦産ハニーコッド: 薪窯で焼き上げられた皮はパリッとしており、自家製コチュジャンソースが異国情緒あふれる風味を添えます。 とうもろこし風味のご飯と韓牛: コースのメインディッシュは、とうもろこしの出汁で炊かれたご飯と柔らかい韓牛。発酵させた山ウドやパプリカ、バジルなどの漬物と共に提供され、ご飯が主役というシェフの言葉通り、一口ごとに深みが増す一品でした。 料理を昇華させるワインペアリング モンスのワインペアリングは、まさに「完璧」の一言に尽きます。それぞれの料理の風味を最大限に引き出し、新たな発見をもたらす選定は、ソムリエの卓越した知識とセンスを感じさせます。特に、ロゼワインや、ご飯に合わせたという珍しい赤ワインなど、その意外性と料理との相性の良さには驚かされました。最後のデザートに合わせた1979年もののポートワインも格別で、全ての体験を最高潮に導いてくれました。 「モンス」の未来と残された感動 モンスは、1月末をもって現在の場所での営業を終え、リニューアルのため一時閉店するとのこと。移転先や再オープン時期はまだ未定ですが、この素晴らしいレストランがどのような形で再び私たちの前に現れるのか、期待に胸を膨らませています。 モンスで過ごした時間は、単なる食事を超えた、五感を刺激される究極の体験でした。完璧なサービス、創造的な料理、そしてそれらを見事に調和させるワインペアリング。これら全てが一体となり、心ゆくまで美食の世界に浸ることができました。もし訪れる機会があれば、ぜひ「モンス」の唯一無二の魅力を体験してみてください。
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'www.youtube.com/embed/egFd72aNfik' ```html ソウル新羅ホテル「羅宴(ラヨン)」訪問記|ミシュラン三ツ星韓国料理の真髄を堪能 ソウル新羅ホテル「羅宴(ラヨン)」訪問記|ミシュラン三ツ星韓国料理の真髄を堪能 こんにちは!今回は、ソウルにある新羅ホテル23階の韓国料理レストラン「羅宴(ラヨン)」に行ってきました。ソウルにはミシュランの星付きレストランがいくつかありますが、その中でも「羅宴」は、ミシュランガイドソウルが創刊された2017年から継続して三ツ星を獲得している、韓国を代表する名店です。 伝統と革新が融合する空間 新羅ホテルの風格が漂うエントランスを抜け、レストランへ向かうと、洗練された空間が広がります。テーブルの間隔が広く取られており、ゆったりと食事を楽しめるのが魅力です。窓からはソウルの景色が一望でき、特別な時間を過ごせる予感が膨らみます。 ランチコース「ライオン」を堪能 ランチメニューは、いくつかのコースがありますが、今回は真ん中の価格帯の「ライオンコース」を選びました。ちなみに、ランチコースには「イェコース」と「ピゴムコース」もあります。「イェコース」は、メイン料理を追加すると別途料金がかかるシステムなので、注意が必要です。 コース内容 おつまみ: 乾燥なつめ、海苔テリーヌ 歓迎の一品: 卵蒸し 前菜: ホタテのパンチェ 焼き物: 육전(ユクジョン:肉のチヂミ) メイン: 銀鱈の焼き物 お食事: 鯛솥밥(ソッパプ:石솥ご飯) デザート: 季節のフルーツ、氷菓子 茶菓: よもぎ餅、五味子茶 料理の感想 最初のおつまみから、期待が高まる美味しさです。特に乾燥なつめは、カリッとした食感と自然な甘さが絶妙で、手が止まりません。歓迎の一品の卵蒸しは、優しい味わいで、これから始まるコースへの期待感を高めてくれます。前菜のホタテのパンチェは、見た目も美しく、繊細な味わいが印象的でした。 焼き物の육전(ユクジョン)は、肉の旨みが凝縮されており、非常に完成度の高い一品。メインの銀鱈は、ふっくらと焼き上げられ、ソースとの相性も抜群です。솥밥(ソッパプ)は、鯛の風味が豊かで、ご飯とのバランスも良く、最後まで美味しくいただきました。デザート、茶菓も上品な味わいで、コース全体を通して、大満足の内容でした。 「羅宴」はどんな人におすすめ? 「羅宴」は、特別な日の食事や、接待など、大切な ocasión に最適なレストランです。本格的な韓国料理を、落ち着いた空間でゆっくりと堪能したい方におすすめです。特に、以下のような方には、ぜひ訪れていただきたいです。 本場の宮廷料理を体験したい方 落ち着いた雰囲気で食事を楽しみたい方 特別な日のお祝いをしたい方 外国人ゲストをもてなしたい方 まとめ 新羅ホテル「羅宴」は、ミシュラン三ツ星に輝く、まさに韓国料理の最高峰を味わえるレストランでした。料理のクオリティはもちろんのこと、サービス、雰囲気も一流で、特別な時間を過ごすことができました。少し値段は張りますが、その価値は十分にあります。ソウルを訪れる際には、ぜひ一度足を運んでみてください。 羅宴 (ラヨン) 場所:新羅ホテル ソウル 23階 評価:ミシュラン三ツ星 ```
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'www.youtube.com/embed/egFd72aNfik' ```html ソウル新羅ホテル「羅 Restaurant Yeon(ラヨン)」:ミシュラン三ツ星の韓国料理レストラン体験記 ソウル新羅ホテル「羅 Restaurant Yeon(ラヨン)」:ミシュラン三ツ星の韓国料理レストラン体験記 こんにちは。今回はソウル新羅ホテルにある韓国料理レストラン「羅 Restaurant Yeon(ラヨン)」に行ってきました。ソウルにはミシュランの星付きレストランがいくつかありますが、その中でも「羅 Restaurant Yeon」は、清潭洞にあるモダン韓国料理店「ガオン」と並び、ミシュラン三ツ星を獲得している名店です。「三ツ星」と聞くと、ものすごく敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。もちろん素晴らしいレストランですが、ミシュランの評価はあくまで参考程度に考えるのが良いでしょう。実際にミシュラン掲載店に行ってがっかりすることもあれば、街中で偶然入った店がすごく美味しかったという経験は誰にでもあるはずです。ミシュランガイドや「世界のベストレストラン50」などは、あくまでレストラン選びの参考として活用するのが賢明です。 とはいえ、ミシュランガイドのおかげで、以前よりも選択肢が増えたのは嬉しいことです。個人的な経験から言うと、ミシュランガイドに掲載されているレストランの中でも、「ビグルマン」に選ばれているお店は、比較的満足度が高いように感じます。もちろん、隠れた名店はたくさんあるので、色々探してみるのも楽しいでしょう。どこに行くにしても、最終的には自分の好みや予算に合わせて選ぶのが一番ですね。 新羅ホテルへのアクセスとレストランの雰囲気 いつも利用している入口が工事中で閉鎖されていたため、今回は正門から入りました。新羅ホテルは、ソウルの中心部に位置し、アクセスも便利です。「羅 Restaurant Yeon」は新羅ホテルの23階にあり、素晴らしい眺望も魅力の一つです。同じフロアには、コンチネンタルレストラン「コンチネンタル」や、エグゼクティブラウンジもあります。エグゼクティブラウンジの食事もなかなか充実しているので、機会があれば紹介したいと思います。 レストランの内装は、写真でご覧ください。私が訪れた日は、開店直後で一番乗りだったため、店内はまだ誰もいませんでした。おかげで、気兼ねなく写真を撮ることができました。テーブルの間隔が広く取られているのは、さすが高級レストランといったところ。隣の席との距離が気にならないので、ゆったりと食事を楽しめます。もちろん、このゆとりのある空間も価格に含まれているのでしょうね。 ランチコースの種類と内容 ランチメニューは、「恵(ヘ)」コース、「羅(ラ)」コース、そして「vegan(ベガン)」コースの3種類があります。私はベジタリアンではないので、「vegan」コースはパス。「恵」コースと「羅」コースで迷いましたが、「恵」コースの内容をよく見ると、少し気になる点がありました。「恵」コースは109,000ウォンとお手頃に感じますが、メイン料理を追加する場合は、別途49,000ウォンが加算されるのです。つまり、メイン料理なしで109,000ウォンということになります。せっかく高級レストランに来たのに、メイン料理を抜くのはちょっと寂しい気がしますよね。しかも、「恵」コースのメイン料理は、トッカルビやカルビチムといった肉料理。追加料金を払うと、結局158,000ウォンとなり、「羅」コースとほとんど変わらなくなってしまいます。以前来た時も、この料金設定に少し疑問を感じました。通常、コース料理はメイン料理込みで提供されることが多いですが、ここではメイン料理がオプション扱いなのです。 今回は、「羅」コースを注文しました。「羅」コースには追加料金は発生しません。神仙炉(シンソルロ)を追加することもできますが、以前食べた時にそれほど感動しなかったので、今回は見送りました。 「羅」コースの詳細と感想 食前のおつまみ まず、食前のおつまみとして、干しナツメ、ガンテ(海苔の一種)チップ、そしてテチュ(なつめ)茶が出されました。このおつまみが、どれも本当に美味しい!特に干しナツメは、甘くて食感が良く、まるで高級なスナック菓子のよう。ついつい手が伸びてしまいます。ダイエット中にデジカメジャ(菊芋茶)のお菓子を大量に買って、一日で全部食べてしまう感覚に似ています(笑)。ガンテチップも、ほんのり甘くてガンテの風味が感じられ、食欲をそそります。ただ、ガンテのせいか、少し口の中に張り付く感じがあるので、お茶と一緒にいただくのがおすすめです。 歓迎の一品 歓迎の一品は、 계란찜 (ケランチム、韓国風茶碗蒸し)です。下にはなめらかな 계란찜 が敷かれ、その上に明太子がちょこんと乗っています。 계란찜 に使われている卵は、こだわりの有機卵、明太子も特別なものだそうです。詳しい説明は忘れましたが…(笑)。スプーンで混ぜて食べるのがおすすめとのことでしたが、私はそれぞれの味を আলাদাに味わいたかったので、混ぜずにそのままいただきました。量はそれほど多くなく、まさに「歓迎の一品」といった感じ。もう少しボリュームがあっても嬉しいかも?例えば、家庭料理店で出てくる자완무시(チャワンムシ、日本の茶碗蒸し)の半分くらいの量でしょうか。 前菜:キ조개 뱅체 (ホタテ貝の冷菜) 키조개 뱅체 は、盛り付けがとても美しく、目を楽しませてくれます。細かく刻んだホタテ貝の間に、ズッキーニが挟んであり、上には花やエディブルフラワーが飾られています。見た瞬間、「ホン・ロイズサンドイッチみたいだ」と思いました(笑)。味もさることながら、まず目で楽しむ一皿ですね。「きれいだけど、量は少なそう…」と思いましたが、意外とコース全体を通してボリュームがあるので、心配ご無用です。とはいえ、この 키조개 뱅체 は、ホタテ貝の量が少なめだったので、一度に2つくらい食べてもよかったかもしれません。下に敷かれたサムナムル(山菜の一種)のソースと一緒にいただくと、また違った味わいが楽しめます。 肉料理:육전 (ユクジョン、韓国風肉のチヂミ) 육전 は、非常に丁寧に作られた一品でした。牛肉は柔らかく、衣は薄くてカリッとしていて、完璧な仕上がり。上に添えられたネギも良いアクセントになっています。ここで、「羅 Restaurant…
Tags: カルビチム, グルメブログ, ソウルグルメ, ソウルレストラン, ファインダイニング, ホテルディナー, ミシュラン, ミシュラン三ツ星, ラヨン, レストランレビュー, 新羅ホテル, 羅 Restaurant Yeon, 韓国, 韓国グルメ, 韓国料理, 韓国旅行, 高級韓国料理, 맛집, 솥밥
'www.youtube.com/embed/egFd72aNfik' ```html ソウル新羅ホテル「羅宴(ラヨン)」訪問記:ミシュラン三ツ星に輝く韓国料理レストランを徹底レビュー こんにちは!今回は、ソウルにある新羅ホテル23階の韓国料理レストラン「羅宴(ラヨン)」に行ってきましたので、そのレビューをお届けします。「羅宴」は、ミシュランガイドソウルで三ツ星を獲得している名店。同じくミシュランの星を持つレストランは他にもありますが、「羅宴」は特別な存在感を放っています。 「羅宴」について ソウルにはミシュランの星付きレストランがいくつかありますが、その中でも「羅宴」と、清潭洞にある韓食レストラン「ガオン」は二大巨頭と言えるでしょう。「羅宴」は、2017年にミシュランガイドソウルが発刊されて以来、常に三ツ星を維持している実力派レストランです。同じく三ツ星を獲得している「Jungsik」や「Mingles」とは異なり、「羅宴」はより伝統的な韓国料理を提供しているのが特徴です。モダンな韓国料理というよりは、宮廷料理の流れを汲むような、正統派の韓食を味わいたい方におすすめです。 場所は新羅ホテルの23階。同じフロアには、コンチネンタルレストラン「コンチネンタル」やエグゼクティブラウンジもあります。窓からの眺めは素晴らしく、ソウルの街並みを一望できます。特に夜景はロマンチックで、記念日ディナーにも最適です。 店内の雰囲気とサービス 店内は、落ち着いた雰囲気で、テーブル席の間隔も広く、ゆったりと食事を楽しめます。私が訪れた日は、幸運にも一番乗りで、店内はほぼ無人でした。おかげで、写真を撮るのも気が楽でしたね。テーブル間隔が広いのは、高級レストランならではの配慮でしょう。隣のテーブルの会話が気になることもなく、プライベートな空間で食事を楽しめます。 サービスもさすが新羅ホテルといった感じで、非常に丁寧で洗練されています。スタッフの方々は、料理の説明も丁寧で、質問にも快く答えてくださいました。細かいところまで気を配ってくれる、心地よいサービスでした。 ランチメニュー ランチメニューは、「エ(A)」コース、「ラ(La)」コース、そしてベジタリアン向けの「ビガン(Vegan)」コースの3種類があります。今回は、「ラ」コースを選びました。「エ」コースは、一見109,000ウォンとお手頃に見えますが、メイン料理を追加すると49,000ウォンが加算されるシステム。メイン料理なしだと少し物足りない気がしますし、追加すると結局「ラ」コースとあまり変わらない値段になってしまいます。今回は追加料金なしの「ラ」コースにしました。 料理の詳細 コースは、まずアミューズからスタート。干しナツメ、海苔のテガク、そしてカムテチップスが登場しました。特に干しナツメは、甘くて食感も良く、まるでスナック菓子のよう。ついつい手が伸びてしまいます。カムテチップスも、海苔の風味とほんのりとした甘さが絶妙で、食欲をそそります。 ウェルカムディッシュは、鶏卵찜(ケランチム、韓国風茶碗蒸し)。滑らかな舌触りで、上品な味わいです。上には明太子が添えられており、味のアクセントになっています。 続いて、ホタテの平貝と野菜の冷菜。彩り豊かで、見た目も美しい一品です。ホタテは細かく刻まれ、その間にズッキーニが挟んであります。上には花やエディブルフラワーが飾られており、まるで芸術作品のよう。見た目だけでなく、味ももちろん美味しく、さっぱりとしていて、食欲を増進させてくれます。 육전(ユクジョン、韓国風肉のチヂミ)は、非常に丁寧に作られていました。牛肉は柔らかく、衣は薄くてカリッとしています。上に添えられたネギも良いアクセントになっています。個人的には、「羅宴」の料理は、どれも非常に高品質で美味しいのですが、家庭料理の延長線上にあるような印象も受けました。もちろん、家庭ではなかなか作れないレベルのクオリティですが、フレンチやイタリアンのように、完全に非日常的な料理というわけではないかもしれません。外国人にとっては、伝統的な韓食を体験できる貴重な機会になるでしょう。 金태(クムテ、金目鯛)焼きは、香ばしくてジューシー。脂の乗りも良く、口の中に旨味が広がります。ソースは、金目鯛の出汁と漢拏봉(ハルラボン、済州島特産のみかん)、そしてコチュジャンを合わせたものだそうです。柑橘系の爽やかさと、コチュジャンのピリ辛さが絶妙にマッチしています。付け合わせの白菜キムチも、シャキシャキとした食感が良く、箸休めにぴったりです。 メイン料理は、갈비찜(カルビチム、骨付きカルビの煮込み)または등심구이(トゥンシムクイ、サーロインステーキ)から選べます。今回はカルビチムを選びました。「羅宴」のカルビチムは、私が今まで食べたカルビチムの中で一番美味しいと言っても過言ではありません。牛肉はとろけるように柔らかく、味付けも絶妙。甘すぎず、辛すぎず、ご飯が進む味です。付け合わせの野菜も、彩りを添えています。同行者はトゥンシムクイを選びましたが、こちらも非常に美味しかったそうです。 食事は、돔이 솥밥(ドミソットパプ、真鯛の釜飯)をチョイス。他に、육회 비빔밥(ユッケビビンバ)、콩국수(コングクス、豆乳麺)、전복 솥밥(チョンボクソットパプ、アワビの釜飯)などから選べます。真鯛の釜飯は、真鯛の旨味がご飯に染み込んでいて、とても美味しいです。刻んだ筍やきのこも入っており、食感と風味のアクセントになっています。薬味の醤油を少し加えて、味の変化を楽しみました。おこげも香ばしくて、最高でした。 デザートは、済州島産ハルラボンと柚子のアイスクリーム。さっぱりとしていて、口の中がリフレッシュされます。下にはハルラボンゼリーが敷かれており、食感のコントラストも楽しめます。デザートは洋風なスタイルですが、韓国の食材を使っているのが面白いですね。 最後は、茶菓子として쑥떡(スットク、ヨモギ餅)と五味子茶が出されました。쑥떡の上には、可愛らしい花が飾られています。쑥떡は柔らかく、五味子茶はさっぱりとしていて、食後の締めくくりにぴったりです。 まとめ ソウル新羅ホテル「羅宴」は、ミシュラン三ツ星に相応しい、素晴らしい韓国料理レストランでした。料理はどれも高品質で美味しく、サービスも一流。店内は落ち着いた雰囲気で、ゆったりと食事を楽しめます。値段は決して安くはありませんが、特別な日のディナーや、接待などには最適です。特にカルビチムと真鯛の釜飯は絶品でした。ぜひ一度訪れてみてください。 ただし、連日韓食を食べていると、感動が薄れてしまうかもしれません。訪れる前日は、あえて韓食以外の料理を食べるのがおすすめです。 動画もぜひご覧ください。チャンネル登録といいねもよろしくお願いします! ```
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