Category: 香港グルメ

【香港グルメ】伝説の亀ゼリー(亀苓膏)を実食!驚きの味とデトックス効果とは?

'www.youtube.com/embed/cPLlQmgRRZE' 香港旅行中、長い屋外エスカレーターで有名な場所を訪れた後、少し小腹が空いてきました。蒸し暑い香港の気候の中、何かひんやりするものが食べたい気分です。候補としては香港の人々が好むというひんやりしたかき氷や、定番のエッグタルトも考えられますが、今回は健康にも良いとされる香港ならではのスイーツに挑戦することにしました。 今回の目的地は「伝説の亀ゼリー」を求めて 私たちが向かったのは、巷で噂の「亀ゼリー(亀苓膏、クワイリンコウ)」を出すお店です。今回の情報筋によれば、このお店はなんと4代続く老舗だとか。地元の香港人でも、意外とこのような伝統的なお店の存在を知らない人もいるかもしれません。とはいえ、知る人ぞ知る有名店らしく、以前からぜひ一度食べてみたいと思っていました。特に、他の地域ではなかなか味わえない、香港でしか食べられないものだという点に強く惹かれました。 いざ実食!その見た目と独特の香り お店に到着し、いよいよ亀ゼリーとご対面です。運ばれてきたのは、真っ黒でツヤツヤしたゼリー。見た目はかなりインパクトがあります。「五苓膏(オイリンゴウ)」と表記されていることもありますね。そして、蓋を開けた瞬間に漂ってくるのは、明らかに「薬材」の匂い。漢方薬独特の香りが立ち込め、食べる前から少し身構えてしまいます。 スプーンですくってみると、プルプルとした弾力があります。見た目は完全にゼリーです。一口パクリ。さて、そのお味は…。 無味。 全然味がしない。 何か苦い? 薬の味だ…。 期待していたスイーツとは全く異なる、独特の、正直なところあまり美味しいとは言えない味に驚きを隠せません。これは本当に食べられるのだろうか?少し不安になります。 驚きの効果と香港での位置づけ しかし、この亀ゼリー、実は香港では古くから親しまれている健康食品なのです。昔から漢方医が言うには、香港のような南方地域では食事が豊富で毒素が溜まりやすいため、定期的に亀苓膏を食べることで体内の毒素を排出し、デトックス効果が期待できるのだとか。体が健康になれば、病気にかかる機会も減る。そういった理由から、香港では非常にポピュラーな食品として広く認識されています。 気になる材料ですが、名前の通り「亀の甲羅」と、様々な「薬材」を煮込んで作られています。これらの材料をまず洗浄するのに3時間ほどかかり、さらにそれを煮込むのに6時間から8時間も要するとのこと。長い時間をかけて丁寧に作られている、まさに薬膳スイーツなのですね。 味を変えてみる?蜂蜜をプラス! 独特の味に戸惑っていると、お店の人が蜂蜜を出してくれました。どうやら、そのままでは食べにくい人もいるため、味を調整できるようになっているようです。最初はそのままで食べるのがオリジナルだ、と言っていた私たちですが、あまりの無味っぷりに蜂蜜に頼ることに。「全部入れてみよう!」と大胆に蜂蜜を投入しました。 蜂蜜をよく混ぜて、もう一度パクリ。 「うん、美味しい!」 「これならいける!」 「美味しい!このくらい美味しいなら、オッパの腕を吸い付くほど美味しいって言うのも分かるかも。」 「正直、蜂蜜を入れるまでは大変だったけど、入れると本当に美味しい。」 蜂蜜を加えることで、あの薬っぽい独特の味が和らぎ、ぐっと食べやすくなりました。甘さが加わることで、デザートとしての側面も出てきます。以前、ある芸能人の方がこの亀ゼリーを絶賛していたのですが、最初は「本当に?」と半信半疑でした。しかし、蜂蜜を入れた味を体験して、もしかしたら彼は双和湯(韓国の漢方茶)のような味が好きだったのかもしれない、と感じました。冷たい亀ゼリーが、暑い気候の中で体にスッと入ってきて、とても気持ちが良いのです。まるで運動会で冷たいキュウリを食べるような、あの爽快感。確かに、 갈증 해소(渇き解消)になります!冷たい双和湯を飲んでいるような感覚、それが美味しいと感じるポイントかもしれません。 香港らしい食べ方と雰囲気 香港では、エッグタルトなど、このようなテイクアウトのスイーツや軽食を、道端の階段などに座って食べるのが日常的な光景です。私たちも地元の人たちに倣って、お店の近くの階段に腰掛けて亀ゼリーを味わいました。周りの喧騒や行き交う人々を眺めながら食べる亀ゼリーは、何とも言えない香港らしい雰囲気。まるで香港映画のワンシーンに入り込んだような気分を味わえました。 まとめ:亀ゼリー体験の正直な感想 今回の亀ゼリー体験は、まさに驚きの連続でした。最初は独特の味に面食らいましたが、蜂蜜を加えることで美味しくいただくことができました。特に暑い中での 갈증 해소効果は抜群で、後味がスッキリするのも嬉しいポイントです。デトックスや健康効果も期待できるとのことで、体にも良いならば一石二鳥ですね。他の店では温かい亀ゼリーもあると聞きましたが、暑い香港では冷たい方が断然おすすめです。 亀ゼリーは、見た目や香りは独特ですが、香港の文化や健康思想に触れることができる興味深いグルメです。香港旅行の際には、ぜひ勇気を出してこの「伝説の亀ゼリー」に挑戦してみてはいかがでしょうか?きっと忘れられない体験になるはずです!

香港の夜を彩る絶品グルメ!ヤジャンで味わう活気と火の芸術

'www.youtube.com/embed/PaXq2Exo3L4' 香港の夜といえば、きらびやかな高層ビル群や洗練されたダイニングも魅力的ですが、地元の人々に愛される活気あふれる「ヤジャン(野場)」、いわゆる屋外の屋台街や大衆食堂も見逃せません。 香港ヤジャンの魅力とは? 今回訪れたのは、尖沙咀(チムサーチョイ)近辺の、まさに「乙支路ヒップ路」のようなレトロで活気のあるエリアです。古いマンションが立ち並ぶ独特の雰囲気の中で、熱気と美味しい香りが漂うヤジャンが軒を連ねています。まるで映画のセットに入り込んだかのような非日常感。風を感じながらビールを片手に過ごす時間は、まさに格別です。 特に印象的だったのは、調理場から立ち上る炎!「火のショー」と呼ぶにふさわしい豪快な鍋さばきは、見ているだけで食欲をそそります。この火力が、料理に独特の香ばしさ(웍헤이 / 鍋気)を与えているのです。今回訪れた店(看板には「外万象」らしき文字が見えました)も、その雰囲気と火の芸術が素晴らしく、「雰囲気は最高で一番!」という声が上がるほどでした。 香港ヤジャンで味わう絶品グルメ ヤジャンに並ぶメニューは多岐にわたりますが、今回は特におすすめの料理をいくつかご紹介します。 プリプリ食感がたまらない!マテ貝の炒め物 今回のハイライトの一つが、初めて食べた「マテ貝(맛조개)」です。日本の一般的な貝とは異なり、細長く独特の形状をしています。これが驚くほど美味しい!食感はプリプリとしていて、噛むほどに旨味が広がります。「美味すぎて『味マテ貝(マジョゲ)』と名付けられたのでは?」というジョークが出るほど、その味に感動しました。食感が特異で、砂っぽさも全くなく、丁寧に下処理されていることが分かります。 炎が作り出す芸術!エビのガーリック&花椒炒め もう一つ、絶対に外せないのがエビ料理です。ここではガーリックと花椒(ホアジャオ)を使った炒め物をいただきました。先ほどの「火のショー」で一気に調理されたエビは、香ばしさが段違い。香港スタイルでは、このエビを皮ごと食べるのが流儀だそうで、殻にこそ本当の旨味と風味が凝縮されているとのこと。最初は戸惑いましたが、思い切って皮ごと食べてみると、これが大正解!カリッとした食感と、ガーリック、花椒の刺激的な香りが一体となって口の中に広がり、病みつきになる味わいです。後から来る花椒の痺れがまた良いアクセントになります。 意外な美味しさ!特大フライドポテト サイドメニューとして注文したフライドポテトも、予想外の美味しさでした。一般的なフライドポテトよりもサイズが大きく、外はサクサク、中はホクホクの理想的な食感。シンプルながらも、揚げ具合が絶妙で、ビールの最高のお供になります。「これだけでお腹いっぱいになる」と感じるほどの満足感でした。 香港らしい習慣:熱湯での食器洗浄 香港のヤジャンや大衆食堂でよく見られるのが、席に着くと熱いお湯が入った器が提供される習慣です。これは飲むためのお湯ではなく、食器やカトラリーをセルフで洗浄するためのもの。衛生面への配慮から生まれたと言われており、この熱湯でさっと洗ってから食事を始めるのがローカルスタイルです。 まとめ 香港のヤジャンは、美味しい料理はもちろん、活気あふれる雰囲気、そして地元の人々の日常を垣間見ることができる魅力的な場所です。今回の体験は、味覚だけでなく、視覚、聴覚、嗅覚、触覚すべてを刺激される素晴らしいものでした。特に、マテ貝、エビ、フライドポテトは忘れられない美味しさです。尖沙咀近辺のこのエリアは、香港らしい夜を満喫するには最高のスポットの一つと言えるでしょう。もし香港を訪れる機会があれば、ぜひヤジャンで美味しい料理とビール、そして最高の雰囲気を楽しんでみてください!