【ヨンタク降臨】水原八達門市場「コッキリ粉食」で大スターが唸った絶品チョルミョン体験！無名時代を支えたグルメとは？

「次なる食事の『食べ友達』は一体誰だ？」そんな問いから始まった今回の企画。日曜日、人出で溢れる水原でのロケということもあり、今回のゲストは「BTS級」とまで言われるほどの国民的スター。登場すれば街が麻痺するほどの影響力を持つという人物に、期待と不安が入り混じります。

驚愕の「食べ友達」はあの人！

「お母さんたちがみんな飛び出してくる」というヒントから、勘のいいファンならピンとくるかもしれません。そう、今回の「食べ友達」としてサプライズ登場したのは、韓国の国民的歌手、ヨンタク氏でした！彼が車から降り立つやいなや、水原の街はまさに熱狂の渦。まるで選挙運動の候補者のように、行く先々で歓声が上がり、市民との交流が繰り広げられました。その圧倒的なオーラと親しみやすさに、街全体がヨンタク氏を中心に回り始めたかのようでした。

水原八達門市場へ！老舗「コッキリ粉食」に潜入

そんなヨンタク氏が選んだ次の目的地は、歴史ある水原の「八達門市場」。活気に満ちた市場の片隅に、今日のメインとなるお店がありました。それが、40年以上の歴史を誇る老舗「コッキリ粉食」です。

47年続く老舗「コッキリ粉食」とは？

お店の三代目であるキム・ジノ氏によると、この「コッキリ粉食」は47年間もの間、地元の人々に愛され続けてきた歴史あるお店です。元々は手作りのマンドゥ（餃子）専門店としてスタートしましたが、チョルミョン好きだったお父様がメニューに加え、それが大ヒット。かつて水原八達門市場が水原の中心地だった時代には、深夜2時まで営業し、水原だけでなくオサンなど周辺地域の住民まで集まるほどの大盛況だったそうです。現在はリニューアルされ、最新の配膳ロボットが活躍するという、伝統と革新が融合した空間になっています。

注文の品々

今日のメインはもちろん「チョルミョン」。ヨンタク氏にとっては初めてのチョルミョン体験です。彼が注文したのは、基本のチョルミョン1つと、辛口チョルミョン2つ。そのうちの1つは「50年史上最も辛く」という特注品です。さらに、お店の創業以来の看板メニューである揚げマンドゥと蒸しマンドゥも注文し、豪華な食事がスタートしました。

実食！ヨンタクも絶賛した絶品グルメの秘密

手作り餡が光る絶品マンドゥ

最初に運ばれてきたのは、揚げたて熱々の揚げマンドゥと、つるんとした蒸しマンドゥ。特に揚げマンドゥは、そのサクサクとした食感と全く塩辛くない優しい味わいに驚かされます。お店の方によると、餡にはなんと「生大根」が使われているとのこと。生大根を直接すりおろして作ることで、食感が向上し、肉との相性も抜群なのだとか。一般的な粉食店のマンドゥとは一線を画す、一つ一つ丁寧に作られた手作りの味が、ヨンタク氏を含め皆を唸らせました。ライトな味わいなので、チョルミョンとの相性も抜群です。

奥深い味わいのチョルミョン

いよいよメインのチョルミョンが到着。ロボットが運んできたビジュアルは、昔ながらの粉食店のそれですが、その味は想像を超えていました。基本のチョルミョンは、ピリ辛ながらも奥深い味わい。辛ラーメン程度の辛さで、食べ進めるうちにじんわりと辛さが広がるタイプです。モチモチとした麺と、たっぷりのキャベツともやしのシャキシャキとした食感が絶妙に絡み合い、単なる粉食というよりは、本格的な「料理」として完成された一品です。

一方、超激辛チョルミョンを注文したヨンタク氏は、辛いものが得意なだけあって最初は涼しい顔。「全然辛くない！」と豪語していましたが、こちらも後から来る辛さに思わず唸っていました。このチョルミョンは、粉末状の青唐辛子が口いっぱいに広がり、首筋に汗が滲むような刺激的な辛さ。しかし、その辛さの中にもしっかりとした旨味があり、箸が止まらなくなる中毒性があります。

スター・ヨンタクの軌跡と支え

食事の合間には、ヨンタク氏のこれまでのキャリアについての話も。彼は現在のトロット歌手としてブレイクするまでに、なんと15年間もの長い無名時代を過ごしてきました。その間、アルバイトをしながら、ガイドボーカルやコーラスとして数々の有名アーティスト（Super Junior、SG Wannabe、Davichiなど）の楽曲に参加してきたのです。

苦労の多かった無名時代を支えたのは、周囲の人々からの温かい応援でした。特に、辛い時期に「ヨンタクさん、本当にご苦労様でした。これからも音楽を続けてください。きっと成功しますよ」と励ましてくれた先輩たちの言葉が、彼にとって大きな支えになったと言います。トロットで一躍スターダムに駆け上がりましたが、彼の音楽のルーツはヒップホップ、バラード、R&Bと多岐にわたり、コンサートでは様々なジャンルの楽曲を披露しているそうです。

今回の水原での食事は、ヨンタク氏のこれまでの努力と、それを支えてきた人々の温かさを感じさせる、感動的な時間となりました。老舗の味が、彼の成功をさらに輝かせているかのようでした。ぜひ一度、このコッキリ粉食の絶品チョルミョンとマンドゥを味わってみてください。ヨンタク氏の足跡を辿りながら、水原の味覚を堪能する旅も良いでしょう。